症状

出張で１００ｋｍほど車を走らせ会社へ帰ろうとした途中、臀部に刺さるような痛みを感じ始めた。運転中であり、体勢を大きく変えることは出来ずにいた。痛みが段々と強くなってきたため、助手席に座る同僚にスマートフォンで地元の施術できるところを検索してもらい来院に至った。
来院時には腰部の方まで痛みが波及しており座っているのが辛そうであった。

施術と経過

発生状況と患部がPSIS集中していることから、周辺組織を丁寧に探ると特異的な緊張がみられたため背中のツボで対応すると大幅に痛みが減った。
最後に股関節の動きの改善を目的に脛とふくらはぎのツボに鍼をして仕上げた。
２回目、『この間前回と同じような長距離運転があったが痛くならなかった』とのこと。
前回と同様の施術を行い、全ての施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 膏肓 L
• T4(1.5) L
• 条口 L
• 築賓 L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

海外、国内出張が多い方であり長時間乗り物へ乗る機会が多い方であり臀部の緊張が強かった。この緊張を取ることが本症例のポイントでありました。
姿勢保持を考えると肩甲骨内縁に負担がかかるります、そこでこの部の緊張を解すことで臀部の痛みも改善されたと思われます。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院