症状

天気が良くなる日も続き、最近ランニングを始めた。ここ数日は走り始め５ｋｍ程で膝の内側が痛み、その後は太ももの前側が痛くなってくる。そのため、大腿部を重点的にストレッチをしていたが症状が取れずにいた。加えて日常生活でも大腿部前面に疲労感を感じていることから相談をいただいた。

施術と経過

まずは一番気にしていた膝の内側の痛みをとることを考えた。圧痛・荷重時痛がみられた。
身体をみていくと膝裏側・脊柱に強い緊張がみられた。その部に鍼をすると症状が消失した。次に大腿部前面に目を向けると股関節前面に緊張がみられたため足指にあるツボに鍼をすると緩和され、大腿部前面にあった疲労感も同時に解消された。
後日、違う症状を相談されたときに経過報告を受けた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 内眼裏 R
• T9(1) R
• 膝根 R
• T11(1.5) R
• 中腰 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

全体観察を通して身体の緊張を見抜くことで少ないツボで効果的な施術を行うことが出来ました。
一般的に大腿部四頭筋疲労感・膝の痛みと言う症状に対しては大腿四頭筋のストレッチが施されると思いますがその根元である股関節屈筋の緊張にもアプローチすることでより良い状態になったと思われます。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院