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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

風邪による下痢が治まったと思ったら、目の奥から側頭部にかけてズキズキ痛む

   

風邪による下痢が治まったと思ったら、目の奥から側頭部にかけてズキズキ痛む

症状

鍼灸の症例「風邪による下痢が治まったと思ったら、目の奥から側頭部にかけてズキズキ痛む」(JR品川駅/東京都品川区)

来院1週間前に風邪を引き下痢をした。
下痢が治まったと思ったら左目の奥から側頭部にかけてズキズキした頭痛が発症し、常に痛む状態。
また、夕方以降になると後頭部の痛みも出現する。日頃から頭痛があるが、その時は予兆として背中が張ってくる。
今回の頭痛では、いつもの予兆がなく発症したため、不安を感じ来院。
病院ではウイルス性の風邪と診断され、お腹の薬と痛み止めが処方され、服用しているが、頭痛の改善は見られない。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2015年10月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

胃腸(下痢)の不調が原因となって生じた肩こりが発端となって出現した頭痛であると考えた。
腹部を触診してみると、硬くなっており胃腸の不調が表れていた。足のツボに鍼をすると、お腹の硬さが緩み、同時に頚や背中も緩んだ。
この時点で、後頭部にコリ感が目立ってきたため(他が軽くなってきたため感覚的に気になるようになった)、腰と腕のツボにそれぞれ1本ずつ鍼を行ったところ、緩みが出た。本人の自覚でも楽になった。
同様の治療を1週間2回行ったところ、痛みが出ることがなくなった。

まとめ

平素から頚や背部の筋肉が過剰に緊張していたと考えられる。
そこに風邪が引き金となり胃腸の調子を崩したことで、頚や肩の緊張を誘発したと言える。
この症例のように胃腸の不調がもたらす頚こり肩こりは珍しくないため、内臓の調子に気配りすることが重要である。
また発症から短期間に集中して施術できたことも、速やかに改善できた要因の一つであろう。

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