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症例の鍼灸院:はりきゅうroom タスケ

食いしばりによって表れた、顔のこわばりと喉の違和感

   

食いしばりによって表れた、顔のこわばりと喉の違和感

症状

鍼灸の症例「食いしばりによって表れた、顔のこわばりと喉の違和感」(JR千里丘駅/大阪府吹田市)

5年前から、ひどい食いしばりに悩まされている。食いしばりは、仕事中のみ。下顎が前に出る感じがして、舌の根元が固まった様になる。喋り始めに呂律が回らない事があり、接客業に支障をきたしている。2年前、食いしばりが原因で差歯にひびが入る。歯科を3箇所受診して、マウスピース・自律訓練法・漢方薬を試すが改善されていない。
2ヶ月前に、喉に違和感を感じ始める。喉が閉まる感じがして「声が出しづらい」「飲み込みづらい」症状が続いている。
ネットで喉の違和感について検索して、当院へ来院された。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2018年2月 ~ 2018年6月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    16回~20回

施術と経過

喉の周辺を触診すると筋肉の過剰緊張を確認。顎周辺の筋肉の硬さも目立つ。手と足にあるツボを使って、顎周辺と喉周辺の筋肉を緩めるように鍼をした。
2回目の施術後、「久しぶりに全く症状が無く2日間過ごせた」と感想を得た。しかし一時的で、症状が戻ってしまう。原因は他にあると考え、仕事中の姿勢(立ちっぱなし)をヒントに背部と腰部のツボを追加して施術を行うようにした。
7回目の施術で喉の違和感は消失。食いしばりも以前に比べ軽減していると言う。
その後も週に1回の施術を4ヶ月間継続して、食いしばりも完全に出なくなる。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

喉の違和感は、食いしばりにより硬くなった頚部の筋肉が原因だと考えた。食いしばりに対しては、後頚部を緩めるよう全身の緊張を少しづつ紐解く事で、症状は薄くなっていった。顔の筋肉を緩める事も重要だが、その場所を硬くさせている本当の原因を探る事も重要である。

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