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症例の鍼灸院:はりきゅうroom タスケ

耳に何か被さっている感じで、右耳の聴えが悪い

   

耳に何か被さっている感じで、右耳の聴えが悪い

症状

鍼灸の症例「耳に何か被さっている感じで、右耳の聴えが悪い」(JR千里丘駅/大阪府吹田市)

来院1日前の朝、鼻の奥に「べっとり」鼻水が貼りついた違和感があった。その日の夜に、右耳の奥が「ボヨンボヨン」とプールの水が入った感覚に襲われ寝つけなかった。翌朝になっても右耳に何か被さっている感覚があり、聴こえが悪い。
2年前に突発性難聴になり、ステロイドで聴力は回復した。その後は毎月定期的に耳鼻科で聴力検査を受けているが、2ヶ月前から高音域の聴力が少し落ちていた。
以前の突発性難聴に症状が似ていることから、すぐに耳鼻科を受診しようとするが、かかりつけの耳鼻科が休診のため、ネットで検索して当院へ来院された。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2019年8月 ~ 2019年8月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

来院時に鼻のつまりが続いていたことから、耳に影響を及ぼしている原因だと考えた。鼻の通りを良くする目的で膝のツボに鍼を行った。鍼を置いたまま5分程待つと、鼻のつまりが下に降りて喉に痰がからむ感じになる。この時、右耳の被さってる物が一枚剥がれた感覚があって少し聴こえがクリアになる感じが得られる。続けて喉の調整を行うように、足のツボを使った。すると、更に耳の被さりが一枚剥がれたように感じる。最後に、膝裏のツボで調整を行うと、耳の被さり感がうすく一枚残る程度になった。
2日後の夜に完全に、耳が通って聴こえも良くなった。耳鼻科で診てもらっても問題がなかったと報告を受けたため、施術を終了とする。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

耳との関係が深い、鼻と喉の状態を整えることを目的で鍼施術を行った。耳の閉塞感が出現して、翌日に施術を開始できたことが早期の改善に繋がったと考えられる。症状が出る直前、鼻の違和感を訴えていたことも、改善のヒントになった。

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