症状

背部が全体的にだるくつらい。高3くらいに急に発症して以来、5年ほど常につらさがある。疲労感も常にある。元々冷え性、便秘、生理痛がある。人付き合いは得意ではないが、ストレスは特に感じていない。いくつも病院を回ったが原因ははっきりわからない。ハワイの大学に入ったが、体がつらいことと進路の悩みとで、休学し帰国している。

施術と経過

はっきりした整形外科的なきっかけがないことや多彩な愁訴があることを踏まえ、腹診をもとにツボを決めることとした。

腹部の反応より手三里L、足三里Lに刺鍼、楽になる感触が得られた。聞き取り内容から骨盤内の状態が良くない可能性を考え、さらに腹部の反応を細かく調べ、足五里Rに刺鍼。症状がほとんど消えた感触を得た。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 手三里 L
• 足三里 L
• 足五里 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

現代医学的には原因不明でも、鍼を用いることで症状改善までの道のりがある程度はっきりすることは少なくない。なるべく多くの人に鍼のポテンシャルを知ってもらいたいものである。

症例の鍼灸院：鍼灸マッサージ　鍼献洞