症状

３週間前にスケボーで転倒時に右足首を捻ってしまい痛めた。痛みは少しずつ減っていたが、あるところからあまり改善していなかった。歩くときは少し気になるぐらいだが階段の下が痛くて不快である。以前、寝違えで治療に来たので今回も良くなるかと思い来院された。

施術と経過

右足首の外くるぶし辺りと足首に近いスネに痛みがあり段差を降りる際に一番気になるとのこと。
足首と関係のあるスネ外側の緊張を確認すると硬くなっているところがあった。そこに鍼をして段差を降りる動作を確認すると１０→７に痛みが減った。
スネ外側にある他の緊張に鍼をすると７→３まで痛みが減った。足首に近いスネの痛みはなくなった。
足首の動きの調整として肩のツボを確認すると右側に硬さがあったので鍼をすると痛みが３→１まで減った。
段差を降りる動作も最初よりだいぶ楽になったのでこれで治療を終了した。

後日、『階段の下でもほとんど気にならなくなりました』と連絡があり痛みが取れたことが確認できた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 玉縁(2) R
• 玉縁(1) R
• 巨骨 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

足首捻挫の治療は安静にして治るのをひたすら待つようなことが多く見られる。しかし時間だけがかかりその間に身体のバランスが崩れてしまいかねない。バランスが崩れることにより他のところに不調が出てしまうこともしばしば見られる。
捻挫の治療は関係のあるところの緊張を取ることにより早期回復が期待できる。積極的に鍼治療を取り入れるべき症状の１つである。

症例の鍼灸院：FLOW鍼灸院