症状

４日前に垂直の土手をよじ登ってから、腰・脚に違和感を感じた。２日前からは常に同じ部位に痛みとツッパリ感を感じるようになり、５分以上立っているのが辛くなってきた。また、歩行時にもすぐにこのような症状が出現するため心配になってきた。そこで近くの治療院を検索すると当院がヒットし、連絡をいただいた。

施術と経過

座っていると無症状、立っていると症状が出ることから胸椎下部に注目した。
まずは、胸椎下部胸椎１１番の外側にみられた緊張点に刺鍼した。また、股関節の屈筋群に緊張がみられたため対応する足指に鍼をした。施術後に立位をとると『足のツッパリはない、腰が重たい感じ』とのこと。大幅な改善がみられたため１回目の施術を終えた。

２回目、『足は良くなった。腰が何となく怠い』とのこと。
仙腸関節付近を示していたため、肘にあるツボで対応した。

３回目、『気にせず過ごすことが出来た』とのこと。
症状も出ておらず経過も良好だったため終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T11(1.5) L
• 大腰 L
• 曲池 L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

動きに注目することで改善がみられた症例であります。胸椎下部は上部、腰部との連結部となっており立位をとると過度に負担が増す部分でもあります。この部位の緊張を取り除くことで脚のツッパリ感が消失しました。また、立っているときに必要な股関節の屈筋群にも注目できたのも良かったと思います。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院