症状

２日前にトイレ掃除中かがんで手を伸ばした姿勢で掃除をしていて突然、腰が痛くなった。
前屈したり、靴下を履こうとして片足を上げると痛い。歩くことはできるが、走ると痛むので走れない。

施術と経過

初診　痛む部分を確認すると右側の腰と臀部の境目（仙腸関節）が痛いとのこと。触診すると右腰、ふくらはぎの筋肉にも緊張が見られた。右ふくらはぎのツボに鍼をすると、少し前屈しやすくなり、痛みの場所が上に移動した。腰の筋肉と連動する手のツボに鍼をするとさらに前屈しやすくなり痛みが軽減した。更に腰の筋肉と連動する足のツボに鍼をすると靴下を履く動作がしやすくなった。　　　　　
２診　痛みはだいぶ楽になったが、前屈が90度位までしかできず、曲げた腰を伸ばす最後の時と椅子から立ち上がる時が痛いとのこと。
痛みの部分と連動する太ももにあるツボに鍼をすると、腰を伸ばす時の痛みがなくなった。腰と連動している肩のツボに鍼をすると痛みなく動けるようになったので終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 築賓 R
• 威霊 R
• 大腰 R
• 殷門 R
• 巨峻 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

腰痛であるが、腰に鍼をするのではなく、連動している手や足、肩のツボを使った。改善する過程で痛む場所が変わっていくが、変化に合わせてツボを選択することで速やかに改善された。

症例の鍼灸院：こうのとり健康鍼灸院