症状

妊娠２３週である。２０週が過ぎた頃から急に股関節の外側に痛みを感じるようになってきた。特に１０分以上座っていると痛み出し、ソファーなど柔らかい素材に座ると立ち上がりが困難になる状態が続いていた。さらに最近ではお尻の筋肉に沿うしびれも同時に感じるようになり症状が悪化してきたため連絡をいただいた。

施術と経過

股関節の動きを診ると外旋制限がみられた。また、妊婦さん特有の腹部の張り感を訴えていた。
そこで、ふくらはぎにあるツボに鍼をすると動きと腹部の緊張も取れた。また、肩甲骨内縁のツボを加え身体の癖を整えた。
２回目には『気を付けながら生活しているので痛みを感じていない』とのこと。
肘のツボを加えることでさらに腹部の緊張も解けた。
３回目には『座って雑誌を読んでても痛みを感じなくなった』
間隔を空けて、４回目の施術時には症状も解消されていたのでメンテナンスを主に施術を行い全て終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 築賓 L
• 六丘 L
• 曲池 L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

股関節の緊張が腹部の緊張と関連していた症例であります。股関節の本来の動きを整えることで抱えていた悩みも解消されました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院