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症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

口を指1本半ほどしか開けれない

   

口を指1本半ほどしか開けれない

症状

鍼灸の症例「口を指1本半ほどしか開けれない」(東室蘭駅)

特に思い当たるような出来事はないが1年ほど前から顎が外れるような感覚を覚えた。そのような時は開口すると“パコッ”と引っかかったような音を感じる。音だけであり、生活する上では問題なかったので気にしていなかったし、症状も酷くならなかった。けれども一か月前の朝起きたときから急に口を開けづらくなった。日を増すごとに口が開けづらくなり、会社の社長に相談すると当院で同じ悩みで来られた方であったため紹介いただいた。
当院へ来られた時には最大指1本半程度の開口状態であった。

  • 来院者

    女性

    20 代

  • 期間

    2020年1月 ~ 2020年1月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    2回

施術と経過

問診の段階で肩こりを抱えていることを確認し、首の上下運動時には右側の肩甲骨内上方に痛みを伴った。そこで関連する肘のツボを使用した。すると首の動きに対する痛みは無くなり、開口運動もやや回復した。次に耳裏の圧痛があったので関連する小指のツボに鍼をした。すると指2本ほど開口が可能になった。最後に腹診をして状態の安定を目的としたツボへ鍼をするとさらに開けやすくなった。

2回目『今までの肩甲骨の方へ顎が引っ張られるような感覚がなくなった。施術後からさらに口が開けやすくなり、ご飯も美味しく食べれている』とのこと。
開口動作では指3本入るほど可能になった。若干開口動作途中の“パコッ”とした音が鳴る。
前回と同様の施術を行うと、音も小さくなり生活上問題ない範囲であったため施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

顎関節の問題は肩甲骨、頸部の緊張と関連深い。本症例は初診時に首の動きに伴って肩甲骨内上方に痛みを訴えていたのでこの問題をクリアーすることで顎関節の問題も半減できたと思われる。また、腹部の緊張を和らげることで呼吸も深く出来るようになり、その後の施術効果も引き出せた。

担当スタッフ

洲崎 和広

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