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症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

交通事故後から背中にクッションがないと上を向けない

   

交通事故後から背中にクッションがないと上を向けない

症状

鍼灸の症例「交通事故後から背中にクッションがないと上を向けない」(東室蘭駅)

半年前に交通事故に遭いそれから整形外科でリハビリを受けていた。当初は首の動きもとれなかったが数か月通院したこともありほとんど生活に支障ないほどになった。ただ、最後に“上を向くことが出来ない状態”だけが残ってしまった。背中にクッションがあるとゆっくりと上を向くことが出来ることは気づいていたので担当医に相談すると後遺症であり、限界があることを伝えられた。『このまま過ごすのか』と言う不安と背中の張り感もあるため、インターネットで調べると当院のホームページで同じように悩む方の症例報告をみて連絡をいただいた。

  • 来院者

    女性

    20 代

  • 期間

    2020年1月 ~ 2020年1月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    2回

施術と経過

頸椎下部~胸椎上部、首の付け根付近の緊張、肩甲骨内縁の緊張がありこれらが症状を呈する原因と考えた。肩甲骨内縁にバスタオルを当てると上向き動作がやりやすくなり、ないと制限がでることを確認し施術に入った。
首と背中の連動から背中にあるツボに鍼をした。次に頸部の付け根に対する施術を足のツボを用いて行った。すると上向き動作が改善され、背中の張り感も消失した。深呼吸を促すと、吐くときにやや背中のツッパリ感を感じるとのこと。そこで背中と臀部の連動から左右の臀部のツボへ鍼をした。すると深呼吸もより大きく出来るようになり、吐くときの症状も消失した。

2回目、『今までの背中の痛みが嘘かのように調子がすごく良い』とのこと。
動作時痛等もないことを確認し、前回と同様の施術を行うことで状態維持に努めた。


使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

このように身体の連動ポイントを適切に施術することで半年前からの症状でさえも改善されるケースは多々ある。本症例は患者さん自身がクッションを当てると楽になるというのを分かっていたため施術を組み立てるうえで大きなヒントになった。

担当スタッフ

洲崎 和広

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