症状

自動車の整備業をしており背部の張り感・肩こりは常に抱えていた。一週間前の仕事中に急に背中が痛み出し今まで感じたことのない違和感を覚えた。これまでの自分なりの対処法として長湯すること、湿布を貼り安静にすることで凌げてきたが今回は症状が取れず連絡をいただいた。寝返り動作で痛みが響くため就寝中に起きてしまう、また痛めてから首が太く感じ常に重たい感じが気になる。

施術と経過

職業柄背部に負担が掛かりやすく身体をみると肩甲骨内縁の緊張が際立っていた。まずは肘のツボを使い、本人の気になる部位の硬さを取り除いた。次に頸部の緊張に対して手の甲のツボを使い和らげた。一度見直すと頸部の重たい感じは消失し、肘を曲げ背中を反らすときに肩甲骨内縁の痛みと硬さを感じ、これが寝返り動作のときに感じる痛みと近いとのこと。そこで両臀部のツボを使うと痛みが消失した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 合谷 LR
• 胞肓 LR
• 曲池 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

頸部は常に頭を支えておりそれを意識して過ごすことはないが頸部に緊張があると本件のように『太く感じる』などの違和感を覚えることもあります。筋肉の柔軟性を取り戻すことで本来の力を発揮しやすくなったと思われます。また、背中の痛みも動作により共有できたため動作痛の改善こそがゴールとなり進めることができました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院