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症例の鍼灸院:ゐろは鍼漢院

目が閉じ辛く、乾く。食事もしにくい

   

目が閉じ辛く、乾く。食事もしにくい

症状

鍼灸の症例「目が閉じ辛く、乾く。食事もしにくい」(我孫子駅)

2020年1月3日頃から、顔の右側が動かしづらくなった。目を閉じる動作が思うようにできないため、常に目が乾いた状態が続いている。 口も動かし辛く、物が食べにくい。発症した、翌日病院で検査をうけたところ、「ベル麻痺」と告げられ、通院にて、ステロイド剤の投薬をはじめる。 発症後、3日目が最も症状がひどく、4日目以降、多少、改善しているように感じた。 その後、「早期回復するためには、鍼灸もうけたほうがいい」と知人にアドバイスを受け、発症7日目に当院に来院。施術を開始する。 その他:味覚は左に比べて、右側でものを食べた時のほうが、味が薄く感じる。聴力には、問題なし。

  • 来院者

    20 代

  • 期間

    2020年1月 ~ 2020年1月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

初回)首と肩周辺の状態を確認すると、右側の首と肩甲骨周辺の筋肉の緊張が顕著であった。そこで、そのコリを緩和する目的で手と足に鍼を一本ずつ打ち、更に、うなじ周辺を緩める目的で背中に鍼を2本行った。 経過:施術翌日の朝、口を濯ぐ時に、口の動きがスムーズになっていることに気がつく。 朝食時に、ご飯を口に含み、ゆっくり咀嚼すると違和感なく行えることに驚く。 2回目)口の動きはズムーズになるが、額のシワ寄せと瞬きの動作が健康な左側と比べて遅く、わずかに時差がある。 施術方法は、初回と同じ。 3回目)額のしわ寄せと、瞬き動作が左とほぼ同じように、行うことができるまで回復。 初回~2回目までと同じ施術を行い、終了とした。

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まとめ

発症後、ステロイドによる病院の処置と鍼灸を併用し、早期に回復した症例。 顔面神経麻痺の重症度は様々で、後遺症が残ってしまうケースもあるが、本来院者は、発症後4日目以降より、やや、改善傾向にあった。 そこで、鍼灸の施術を開始し、原因と思われる肩や首のコリを解消し、顔面神経に新鮮な血液を送るようにすることが、早期回復の一助となったと考えらる。

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