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症例の鍼灸院:すのさき鍼灸整骨院

打撲後から生じた臀部痛・腰痛

   

打撲後から生じた臀部痛・腰痛

症状

鍼灸の症例「打撲後から生じた臀部痛・腰痛」(東室蘭駅)

1カ月前に脚立からお尻を打つように落ちてからなかなか痛みが取れない。2週間前からは椅子に座っているだけでもお尻が痛く庇うように生活していたためか腰痛までも感じるようになった。それから整形外科に受診し、『仙腸関節炎』と診断を受けた。痛み止めの薬、湿布が処方されたが痛みが取れず仕事(看護師)上でも、移乗動作が辛くなってきたため連絡をいただいた。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2020年2月 ~ 2020年3月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

施術と経過

問診をベッドサイドで行ったがその際中でもズキズキと臀部が痛む。患部の圧痛と職業から背部の緊張に注目した。そのツボに鍼をするとその場で痛みは取れた。次に坐骨部の緊張が残っていたので腰のツボを使うことで対応した。

2回目、「あれから薬を飲んでいない」とのこと。酷く痛むことなく経過良好のようだった。股関節外旋の動きに制限がみられたためふくらはぎのツボを加えることで対応した。

3回目、「仕事の疲れが出てきた時のみ腰痛を感じ、お尻の痛みはなくなった」とのこと。
そこで身体の重心に注目すると患側の外側ラインに緊張が見られたため肩甲骨内縁のツボに鍼をして緊張を和らげた。

4回目、「ほとんど快適に過ごせている」とのこと。動作時痛や可動制限もみられなかったことからこれまでの施術方針で行い全ての施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

仙腸関節炎と診断を受けても人それぞれ痛み方や痛む部位が違うので決まりきったツボはありません。今回は職業を参考に背部の緊張に注目出来たことが大きいと思われます。この影響で庇うように生活していると身体の重心も偏ります。発症してから時間経過したものについても広い視野で患者さんを捉える必要があると思います。

担当スタッフ

洲崎 和広

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