症状

運動不足が気になり４日前に職場で勧められたスクワットを行った。いつも行わない動作だったためか直後から筋肉痛のような鈍痛を腰部から臀部にかけて感じるようになった。次の日と２日後と段々と悪化してきて、仕事までも休むようになった。痛めてから３日目で整形外科に受診したが『問題ありません、様子をみてください』と帰されたため同僚に相談すると当院の紹介を受けた。

座っていると臀部に痛みを感じ、動き出すと腰部から臀部にかけて痛い。寝返りのときも同じように痛みが出ており、『腰の奥が痛い』とのこと。

施術と経過

腰部を触れると腰方形筋上に硬結を認めた。そのため関連する臀部のツボに鍼をした。
するとほとんどの動きが取れるようになり唯一残ったのが左側に体重をかけると痛いとのこと。身体側面に緊張がみられたため、肩甲骨内縁のツボに鍼をすると全ての動きを取り戻した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 大臀 L
• 六丘 L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

スクワット時の力みが腰部の緊張を招き腰部から臀部の痛みとなっていたと思われます。本症例は腰方形筋と大殿筋の連動を解くことで腰部から臀部にかけての動きを取り戻し、痛みを解消することが出来ました。
『腰の奥が痛い』と言う訴えからもヒントを得て施術を組み立てることが出来て良かったと思います。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院