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症例の鍼灸院:音楽家のお悩み専門 - bodytune ボディチューン

トロンボーン奏者のアンブシュア不調

   

トロンボーン奏者のアンブシュア不調

症状

鍼灸の症例「トロンボーン奏者のアンブシュア不調」(JR品川駅/東京都品川区)

トロンボーンを演奏する時に息が漏れて音が出ないことがある。過去にマウスピースのセット位置を変更したことがある。それによりできることもあったがだんだん吹けなくなり、数年前には音がまったく出せなくなった。その後、アンブシュア・ディストニアのトレーナーの指導を受けて再び音を出せるようになり今に至っている。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2019年10月 ~ 2019年10月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    3回

施術と経過

1回目 実際の演奏動作を見せてもらうと唇の動きにわずかな震えが見られ顔面の筋緊張がアンバランスになっていることが示唆された。触れて確認すると右の側頚部に硬い緊張があった。手のツボでこれをゆるめてから楽器を吹いてもらうと「なんとなく感覚が変わった。」また首肩こりもあるとのことだったので、ふくらはぎや肘のツボも使ってこれを解消した。
2回目 前回と同様の施術を繰り返す。
3回目 施術前に演奏をあらためて観察すると唇を前方に突き出す動きがあまり見られないことに気づいた。その原因を探るべく頬周辺を触れて確認すると右の顎関節に硬い緊張があった。背中のツボでこれをゆるめてから楽器を吹いてもらうと唇を前方に突き出す動きがより起こるようになり息が漏れることもなくなった。また右腕のスライド操作もスムーズになりアンブシュアに影響することがなくなった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

口唇の症状に対する施術だが、顎関節、首周り、肩甲骨、腕など広い範囲から症状の起こり方を考えて効果的なツボにたどり着くことができた。

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