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症例の鍼灸院:音楽家のお悩み専門 - bodytune ボディチューン

咳による喉の緊張の後で生じたホルン奏者の顎と口腔の違和感

   

咳による喉の緊張の後で生じたホルン奏者の顎と口腔の違和感

症状

鍼灸の症例「咳による喉の緊張の後で生じたホルン奏者の顎と口腔の違和感」(JR品川駅/東京都品川区)

来院の1か月ほど前、ある本番に向けて負荷の高い練習をしていた。その頃、喉の調子を崩して咳き込んだり奥歯の歯茎が腫れたりしていた。その後、来院の2週間ほど前にホルンを吹いていて右の頬、次いで左の頬に痛みが走った。左の頬は初め「チクッ」としてその痛みが「ジワーッ」と広がった。来院時は歯茎が腫れぼったく左顎を中心に口腔内に違和感があった。左の胸鎖乳突筋を押すと痛く、また喉の奥に塊がいるような感覚がある。
以前、歯科にかかった時「顎関節症」と言われたことがある。

  • 来院者

    男性

    30 代

  • 期間

    2020年4月 ~ 2020年4月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    3回

施術と経過

1回目 顔面や喉の奥を触れてコリを確認し、それぞれに対応する手足のツボに鍼をした。すると症状のあった顔の左側の感覚がうすれて逆に右側の感覚が顕著に感じられるようになった。
2回目 口の奥の方でピンポイントのコリが残っていた。また舌を動かすある特定の動きで喉の奥が「ピキッ」とくる。1回目と同様の施術を繰り返したところ、やはり顔の左側の違和感がうすれ右側の感覚がより感じられるようになった。
3回目 「だいぶ調子が戻ってきた」ので終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

管楽器奏者の口腔内の感覚は繊細である。本例では風邪様の症状(咳)から喉の奥のコリや歯肉炎様の症状(歯茎の腫れ)を生じ、顎関節を中心とした症状に展開したと考えられる。顎関節以外のところにも目を向けながら施術できたので少ない回数で改善につなげられたと考える。

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