症状

大工の仕事をしており、一週間前の仕事で後ろを振り向いたときにピキッと痛みそれ以降日常生活に支障が出るようになった。車の運転、寝返り時、振り向き動作など首の回旋動作が加わると痛みを発する。当院に来られるまで休日もあったため様子をみていたが変わらず、仕事へ行っても痛みが気になるため連絡をいただいた。

施術と経過

回旋動作に関わる側頸部・胸鎖乳突筋・背部の緊張を確認した。そこで小指・手の甲・背中のツボに鍼をした。
施術すると半分ほど動きを取り戻し一回目の施術を終えた。
二回目、『まだ痛い』とのこと。前回終えたときと同じ動きであった。ふくらはぎ・仙骨のツボを前回の施術内容に加えても同じであった。
筋肉の緊張緩和を確認し、動きが変わらなかったため最後に静時バランスに注目した。猫背だったため背中を張ってもらうと胸腰椎移行部に緊張がみられた。そこでこのツボを足のツボで対応すると痛みが１～２割になったため施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 合谷 L
• 後谿 L
• 五括 L
• 足三里 L
• 下髎 LR

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

主訴・動的バランスと言った表現できるものがあるが静的なバランスはこちら側の気づきが必要になります。患者さんの主訴にしっかりと寄り添いながらも見えない所まで理解する必要があると再認識した症例、今後に繋げていきたいと思います。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院