症状

４月末から右足裏が痛く気になっていた。歩くだけでも痛く、湿布を貼ったり厚めの靴下を履くなど試したが変わらなかった。夕方になるとさらに痛みも増す状態が５月の連休中続いた。右足に負担をかけないように生活していると左足の親指が連休後あたりから痛くなってきた。特につま先立ち動作など親指に過度な負担がかかると痛くなる。

施術と経過

両ふくらはぎの緊張・冷えがみられたためこの部にあるツボに鍼をした。すると足裏の痛みは半分ほどになったが左足の親指の痛みはそのままであった。腰部をみると特異的な緊張がみられたためその部に鍼をすると親指の痛みは大幅に改善された。
２回目、同様の施術を行い経過をみる。
３回目、『生活している上での痛みはなくなった。昨日、走ってみるとやはり右足裏が痛かった』とのこと。
そこでこれまでの施術の作用を高める目的で腰部にあるツボを追加した
４回目、『前回の治療後から足が温かくなってきた、走っても痛くなかった』とのこと。
同様の施術を行い再発予防に努めた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 承山 R
• 築賓 L
• 飛揚 L
• L2(1) L
• 空髎 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

ふくらはぎの緊張が足裏のトラブルを招いていた症例であります。また、走るなど普段以上の負担が掛かったときに痛みを発する場合には作用を高める目的で腰部のツボに鍼をしたことがポイントであります。ふくらはぎを成す筋肉で言えば、ヒラメ筋・腓腹筋があります。各々連動する部が異なるので症状を見極めて使っていきたいと思います。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院