症状

来院前日にバスケットボールをした。体よりも後ろにパスされたボールを取ろうとしてとっさに体を捻った。その瞬間に、背中と胸のあたりに強い痛みが発生し、息がしづらいほど。
プレー後に、痛みが起きた背中の箇所に対してストレッチポールを使用したところ、症状がやや悪化。一晩立っても痛みが改善しないため来院した。

施術と経過

患者の訴える患部周辺に腫脹・発赤・熱感はなく、炎症の兆候は見られなかった。
患部及び周辺に圧痛や目立った硬さもないため、受傷機転及び現在痛みが起きる動作を調べ、左肩甲骨周辺に異常があると判断した。
左肩甲骨付近のツボに鍼をすると痛みは消失した。さらに状態を安定させるため、別のツボに鍼を数本加えて施術を終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 四括 L
• 天井 L
• 三陰交 L
• 三括 L

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

体幹及び上肢の無理な捻りによって、上肢帯の動きが悪化していた。その結果として、背中の痛みが起きていたと考えられる。鍼によって問題の動きにアプローチしたところ、直ちに改善が見られた。

症例の鍼灸院：養気院