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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

水泳選手(バタフライ)の腰痛

   

水泳選手(バタフライ)の腰痛

症状

鍼灸の症例「水泳選手(バタフライ)の腰痛」(JR品川駅/東京都品川区)

高校で水泳部として活動し、バタフライを専門としていて毎日5km泳いでいる。
2ヶ月前から腰に痛みを感じ整形外科を受診。
「腰椎1番2番のシュモール結節」と診断された。
それからまともに練習できない日々が続いている。
2〜3週間前から、以前よりも腰の下の方が痛むようになったので、改めて整形外科を受診したが「異常なし」と診断された。
痛み止めの注射を2回行ったが改善されなかった。別の手段を求め、近くの鍼灸整骨院で鍼を数回受けたが効果なし。
「鍼専門の院の方が良いのでは」と、当院に通院歴のある父の紹介で来院した。
来月にインターハイを控えている。はやく練習できるようになりたいとの事。

  • 来院者

    女性

    10 代

  • 期間

    2016年7月

  • 通院回数

    2回

施術と経過

問診すると、以下の事がわかった。
・泳いでいる時はターンの時、ドルフィンキックをしている時に特に痛みが強くなる。
・痛みで練習ができない事も多い。
・授業中に長時間座っていると痛みが強くなり、立っていると楽になる。
・立位の前屈でも痛みが出現する。

バタフライ特有の動きを繰り返して疲労が蓄積し、腰痛になったと考えた。
バタフライは水面から顔と腕を同時に出している動きに特徴があるため、背中に原因があると判断しツボを選んだ。
すると即座に痛みが消え、立位前屈も問題なくなった。
1週間後に再発予防の施術を行って終了。
インターハイで泳いでも痛みは出なかった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

毎日5km泳いでいる事から、蓄積疲労と考えた。
バタフライの動きを分析すると、痛みは腰にあるが原因として背中に着目した。
スポーツの現場では患部にテーピングや治療を施したりする事が多い。
患部への施術も時に必要だが、動きの観点から原因を分析するとすみやかに改善する例は後を絶たない。

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