寝起きの痛みがそのままズキズキと腰に響いている
症状
コロナの影響で自宅にいることが続きここ数か月、腰の調子が悪かったことから運動を始めた。筋トレをはじめ、筋膜リリースローラーなどインターネットでみかけた健康器具を揃えたがなかなか変わらない。症状としては寝起きの痛みがそのままズキズキと腰に響いているのが一日中続き、反るのが特に辛い。昔に行っていた整骨院を思い出し施術者に言われた通り、７回ほど１日置きに通院して、電気療法とマッサージを受けたがなかなか痛みが取れなった。そのため、次なる手段として当院が選ばれた。
-
来院者
男性
40 代
-
期間
2020年6月 ～ 2020年6月
-
頻度
週2～3回
-
通院回数
3回
施術と経過
起き上がる動き・反る動きを考えると腰椎５番に特異的な緊張がみられた。そのためその部に働きかけるため膝裏のツボに鍼をした。すると『普段より楽に起きれる、鍼って不思議ですね』と驚いていた。次に臀部にみられた緊張に対して脛とふくらはぎのツボを使った。この時点でズキズキとした痛みは治まった。最後にハムストリングの緊張を取ることで腰部を全体的に緩めた。冷えていた腰部も暖かくなったことから１回目の施術を終えた。
２回目、『かなり調子よいです、クランチの時に痛みを感じますが…』と言うことだった。みせていただくと強度の強いクランチをやっていたため段階を踏むことを提案し、前回と同様に施術、胸椎伸展に関わるツボを加えた。
３回目、『出来るかなと思い、クランチをやってみたが出来た』とのこと。これまでの施術方針に加え、腰椎５番の詰まりをとるように施術して仕上げた。
使用したツボ
まとめ
腰椎５番の緊張を取り除くことが課題でありました。この部は腰椎の伸展の動きと関わり深く反る動きをデザインします。鍼では痛い所に刺激を加えず、ツボを用いることで身体の動きの調和を図ります。この調和がとれるとしなやかな動きを可能にして痛みから解放されたのが本症例であります。
担当スタッフ
洲崎 和広
