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症例の鍼灸院:ゐろは鍼漢院

突然発症した、首と顎の痛み

   

突然発症した、首と顎の痛み

症状

鍼灸の症例「突然発症した、首と顎の痛み」(我孫子駅)

10日前より、首の両側面に激しい痛みが起きる。 痛みのため、寝床でから起き上がるなどの日常生活の他、首を動かす、すべての動作で激痛を伴う。特に下を向く動作が辛く、そのため、靴を履くことも介助が必要。 また、同時期より、口を大きく開けようとすると、顎の付け根に痛みを感じる。 その後、来院3日前より、左腕(肘~指先まで)がパンパン腫れ上がり、指先に力が入らない。物を持つこと、服のボタンをとめるのも困難。 整形外科で首のレントゲン検査を行ったところ、首の骨の隙間が狭くなっているといわれ、ロキソニンを処方されたが、全く症状が改善しない。

  • 来院者

    女性

    80 代

  • 期間

    2020年6月 ~ 2020年6月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    5回

施術と経過

初回 首から肩周辺を丁寧に観察したところ、肩甲骨周辺と同じ高さに位置する、胸椎(せぼね)の動きが硬かった。 関節の柔軟性を取り戻す目的で、胸椎の際の一点と、手のツボに鍼をうつ。 鍼灸が初めてこのこともあり、刺激過多に留意して、その日は、そこで施術を終了とした。 帰り際、来院者が「あらっ」と不思議そうに声を出したので、どうしたのか尋ねると、「口を大きく開けられる。開けても顎が痛くない」という。 2~5回目 初回施術、3日後に来院。 下を向く動作ができるようになり、そのため、靴を介助なしで履くことができるようになった。 右首筋の痛みは8割がた、消失。左首筋の痛みも軽減したが、耳の後ろから、鎖骨辺りまで、「じわーん」とした、波寄せるような違和感がある。 左腕の腫れは初回より、だいぶ引いているがまだ、腕に力が入らない。 その後も同じ施術を繰り返し、5回目施術終了時点で、首の可動域が正常にもどり、右首筋の痛みや違和感も9割がた消失。まだボタンをとめる動作は、ゆっくりだが、手すりやお皿などは持てるようになる。 来院までにバスを乗り継ぎ40分かかり、これ以上定期的な通院が困難ということで、来院者の年齢も考慮し、週2回行ってきた施術を終了とした。 その後は、再発予防のため、月に一度施術を継続している。

使用したツボ

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まとめ

主な訴えである首・顎・腕の症状の原因を胸椎周辺の柔軟性の低下とシンプルに捉え施術を行うことで、改善がみられた。 症状の原因が首肩周辺のコリと関係が深いため、再発予防のためには、普段から、これらの症状に配慮する必要があると考えられる。

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