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症例の鍼灸院:ゐろは鍼漢院

股関節と膝の激しい痛み

   

股関節と膝の激しい痛み

症状

鍼灸の症例「股関節と膝の激しい痛み」(我孫子駅)

来院2週間前に、右鼠径部あたりに、痛みに近い違和感を覚える。 その時は、歩行すると其の違和感が薄らいでいたので、意識的に毎日歩くように努めていた。 来院1週間前の朝、いつもなら、ウォーキングをすると薄らいでいた股関節の違和感が4000歩いたあたりから、強くなり、昼頃より、歩けないほどの痛みが右股関節から右膝にかけて感じるようになった。 それから、来院当日まで眠れないほど痛みが酷く、歩行も困難。来院2日前より、左の足裏に痺れを感じるようになる。 近所の整形外科でレントゲン検査の結果、腰の骨には異常なし、原因不明と告げられる。 50年前腰椎ヘルニアの既往あり

  • 来院者

    男性

    70 代

  • 期間

    2020年11月 ~ 2020年12月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    6回

施術と経過

股関節の前(鼠径部)と膝をそれぞれ個別に動かしてもらうと、いずれも単独の動き(股関節を曲げる動作・膝を曲げ伸ばしする動作)で痛みが誘発されことを確認した。 そのことから、股関節・膝関節の2つの関節に問題があると考え、過去に患った、腰椎ヘルニアの関与の可能性は除外し施術方針を考えた。 初回 股関節前面の緊張を緩める目的で拇指横にあるツボに鍼を行いこの日は施術を終了とした。 経過:股関節を曲げる際の鼠径部の痛みは軽減。夜眠れるようになった。 膝の痛みには変化なし。(膝の曲げ伸ばし、また、階段を降りる時に膝に痛みを感る。) 2~5回目 初診の施術に加え、膝の症状を改善する目的で膝の動きと関連の強い、臀部と脊柱際のツボの反応を確かめ鍼を行う。 施術を受けるごとに、股関節、膝の痛みは軽減し、5回目施術時には、日常生活が痛みのストレスを感じることなく送れるようになる。 1週間様子経過観察。 6回目 ウォーキングを毎日5000歩いているが、症状の再燃なし。 セルフケアの体操を指導し、その後は、再発予防と健康増進のため、3週間に1度通院中。

使用したツボ

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まとめ

腰痛の所見がなくても、下肢の症状は腰が原因でおきることが多い。 しかし、本症例は、歩行時にかかる負荷が股関節、膝関節の両関節にかかり生じていると考え、施術を繰り返したところ、症状に改善がみられた。

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