症状

２週間前から部活動(サッカー部)が始まり再開直後から膝と大腿部に痛みを感じてきた。コーチにケア方法を教えてもらいアイシングや湿布をして参加していたが１０日前からは走ると痛いと言うような状態になった。３日前から歩くだけでも痛みを感じ部活動に参加出来なくなり、なかなかコンディションも上がらないことからインターネットで調べ当院へ連絡をいただいた。

施術と経過

膝の動きをみると問題はみられなかったが患部(大腿の中央部・膝内上方)にはコリや圧痛と言った特異的な緊張がみられた。そのため、この部を解すように考え施術にあたった。
身体をみていくと背面の緊張がみられたためその部に鍼をした。続いてふくらはぎのツボにも鍼をすると緊張が緩和され、歩行時の痛みも消失した。仕上げに肩甲骨内縁のツボを使い、整えた。
１か月後違う症状で来院されたときに部活動に参加できていることを確認できた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T11(1.5) R
• 築賓 R
• 飛揚 R
• 四枢 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

動きでみて、コリを指標としそれらを共有することでアプローチしました。１本１本確認をとりつつ行うことでその場での変化があり、最終的には症状も消失されました。本症例のように周辺組織であるふくらはぎや背中の緊張を緩和させ患部の負担を和らげることが可能であります。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院