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症例の鍼灸院:鍼灸院志(こころ)

疲労が溜まった後に起こったギックリ腰

   

疲労が溜まった後に起こったギックリ腰

症状

鍼灸の症例「疲労が溜まった後に起こったギックリ腰」(広島市安佐北区・安佐南区)

通常は接客が主な仕事のため力仕事はほとんど行っていないが、店内改装のため荷物の搬入の仕事を4日間続けて行っていた。

最初の2日間は特に問題はなかったが、3日目から腰に何とも言えない違和感が出てきた。

10年ぐらい前からギックリ腰を何度かやっていたので、『この違和感は危ないな…。』と感じ、ギックリ腰にならないように腰ベルトなどを巻き、気をつけて3日目と4日目の作業を行った。

何事もなく4日目の力仕事を終えて安心していが、最後の後片付けに入ったときに、片手で軽い荷物を持ち上げながら振り向いた瞬間、ギックリ腰になってしまった

夜は寝返りができず、寝付けない状態。

ギックリ腰になった次の日に診察に来られました。

仕事に支障が出ないところまで改善したい…ということでした。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2020年1月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    2回

施術と経過

初回は、股関節から上体が曲った姿勢で、痛みが出ないように恐る恐る動くという状態でした。

痛みの出る動きを確認すると、腰の前屈、後屈、右に側屈すると左腰の辺りに痛みがでました。

触診では、左の腰部、臀部、肩甲骨外側、腰椎の際、に張りや痛みがありました。

腰部の張りをとるために手のツボ、臀部の張りをとるために腰部のツボに刺鍼しました。

少し楽になってきたので、さらに肩甲骨外縁、腓骨周り、足のツボに刺鍼しました。

股関節が伸びて普通に立てるようになり、ある程度、動きもスムーズになってきたところで、初回の施術を終わりました。

2回目の施術のときにはかなり良くなっていましたが、トイレに座ってお尻を拭くときや少し前屈したところで痛みがでるということでした。

痛みの出る動きに関係するツボに刺鍼を行いました。

施術後には、仕事で支障が出ないところまで改善したということだったので、全施術を終了しました。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

ギックリ腰が起きないように気を付けていたが、疲労が溜まってしまい、ふとしたきっかけでギックリ腰になってしまいました。

度々ギックリ腰になる方は、予防がとても大切です。

施術などで体の動きを良くしておけば疲労も溜まらなくなり、ギックリ腰のリスクがかなり軽減します。

当院でも、ギックリ腰によくなっていた方が、予防として施術を受けられるようになってからは、何年間もギックリ腰になっていません。

ギックリ腰が常態化している方は、予防(コンディショニング)もお考え下さい。

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