症状

数週間前から臀部に違和感があり、最初は立っていると怠くなる程度であった。そのうち症状が酷くなり座っていても立っていても刺さるような臀部痛が始まった。すると安静肢位が見つからず同じ姿勢でいることが難しくなってきた。この痛みを庇うように生活していたためか４日前から首の動きが悪くなってきた。上向き、回旋の動きに制限がかかり生活に支障をきたすため連絡をいただいた。

施術と経過

臀部に特有のコリを形成していたため、この部と頸部の関連をみて施術を行うことにした。すると背中のにもコリがみられた。その部に鍼をすると臀部の痛み・頸部の動きはすぐに解消された。大きく変化したため１回目の施術を終えた。
２回目、『臀部はほとんど大丈夫、頸部の起き上がる動きのみ気になる』とのこと。そこで、手の甲のツボを加えると動作時の痛みも解消された。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• 四括 R
• 膏肓 R
• 合谷 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

仙腸関節部ー肩甲骨内縁・肩甲骨ー頸部の連動でうまく対応出来た症例であります。臀部の痛み・頸部の動きの悪さを切り離すことなく関連付けて進めることができたのが本症例のポイントです。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院