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症例の鍼灸院:養気院

「ボワボワ」とした耳鳴りと低音感音性難聴

   

「ボワボワ」とした耳鳴りと低音感音性難聴

症状

鍼灸の症例「「ボワボワ」とした耳鳴りと低音感音性難聴」(群馬県伊勢崎市)

1か月ほど前、起床後に耳がボワボワする感覚があった。耳鼻咽喉科で検査を受けたところ、低音の聴力が低下していた。耳は「ボーッ」と鳴っており、音が鳴っているときと、鳴っていないときがある。起床直後はだいたい毎朝鳴っている。約1か月にわたり服薬するも、症状が改善しないため、当院を受診した。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2020年9月 ~ 2020年9月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

患者の首、肩に触れたところ、耳の症状が出ている左側に顕著なコリがみられた。患者本人も左の首から肩にかけて痛みがあり、頭痛もあると訴えていた。首、肩の過剰な緊張を取り除くための施術をすることを基本方針として、ツボを選択した。

1診目。首、肩に緊張がある場合、腰や骨盤周辺の筋肉にも緊張がみられることが多い。腰に触れたところ、強い圧痛があったため、腰と関係の深い臀部のツボに鍼をしてこれを緩めた。また、首から肩にかけての緊張をゆるめるため、手と足のツボに鍼をした。

2診目(1診目の翌々日)。主観的には変化は感じられない。1診目で用いたツボに加え、足、背中の津bに鍼をして、同様に首、肩の緊張をゆるめた。

3診目(2診目の3日後)。「耳は前よりいい感じがする。朝方に「ボーッ」とした感じがあったが、前日から当日の昼にかけてはそれほど気にならなかった」とのこと。上述のツボに加え、足首のツボに鍼をしたところ、首、肩の緊張はかなりの部分が解消され、患者が感じる痛みもほぼ消失した。

まとめ

発症してから約1か月での受診であり、完全に元の状態に戻るかどうかのリミットに近いタイミングだった。首、肩の筋肉の緊張がかなり強かったが、3診目で顕著な改善をみせており、聴力検査の結果も良好であった。比較的早くに改善するということは、それだけ耳の状態が流動的であるともいえる。再び調子を落としてしまう可能性も否定できないため、もう少し施術を続ける必要もあるかと考えたが、本人の意向もあり、3診目で一旦終了とした。

症例の鍼灸院:養気院

症例の鍼灸院

  • 養気院

  • 電話番号

    0270-74-3592

  • 最寄り駅・地域エリア

    群馬県伊勢崎市

  • 定休日

    日曜, 木曜

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