症状

半年前から仕事でデスクワークが重なるときまって親指がだるくなり、パソコン操作が困難になる。仕事上、パソコン作業は欠かすことができず悩んでいた。数か月前からは、肩甲骨のだるさも感じ始め作業効率も落ちてきた。加えて、数日前からは就寝時も同様の症状がみられるように悪化してきたことから連絡をいただいた。

施術と経過

指のしびれ・肩甲骨のだるさから頸部の緊張を考えた。頸部の動きをみると側屈時の健側に頸を倒した伸展位になると症状が誘発された。そこでこの動きの改善を目的に施術を進めることにした。

胸椎にあるツボに鍼をすると動作による痺れが消失した。また、腕の緊張を解くことで作用を高めた。また、肩甲骨内縁にみられた緊張をデスクワークを考え臀部から取り除いた。
2回目、『鍼をしてから痺れが出ていない。睡眠が深くなったような気がする。今日は背中が少し重だるい程度』とのこと。
3回目、『左(健側)の首の方が気になる』とのこと。出ていた症状に対応した。
４回目、『調子が良い』とのこと。5回目も経過良好だったため施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

• T2(1) R
• 会宗 R
• 胞肓 R
• 上秩辺 R

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて ツボの重要度を表したものです

まとめ

現場では、仕事中の痛みなど現場で再現できないものも多いと思われます。その中で本件においては、首の動きで再現されたためこの動きの改善を目的に施術を行いました。頸部の緊張が解けると一番困っていた症状も消失し、その後の施術もスムーズにすすめることができました。

担当スタッフ

洲崎　和広

症例の鍼灸院：すのさき鍼灸整骨院