耳閉感があり、自分や子供の声が響く
症状
１週間前から急に耳が詰まっている感じがして、自分の声や子供の声が響いて変な声に聞こえる。耳鼻科にかかると「突発性難聴」で、2000～4000㎐に左右差があり、鼓膜の動きには問題なしと診断されている。２、３日前から「ピー」と言う高い音が常に鳴っている。症状が出る一週間前に後頭部痛があった。
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来院者
女性
30 歳
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期間
2020年11月 ～ 2020年12月
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頻度
週2～3回
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通院回数
4回
施術と経過
顎と首を触診すると特徴的なコリがあった。そのコリを解消する目的で背中のツボに鍼をした。背中の緊張が戻ることがないように、肘とすね、そしてお尻のツボに鍼をして１診目を終えた。帰宅後から耳鳴りと耳の詰まりがほとんどなくなったため、翌日に耳鼻科を受診し、聴力検査を受けたところ、聴力は回復しているとのこと。高音の「ピー」という音が中音で「虫が鳴いているような音」に変化している。耳の詰まっている感じは出ていない。
２診目も同様に鍼をしたところ、施術後２日目から症状が全くでていないとのこと。そのため、1週間後、2週間後と間隔を空けて様子を見てもらうことにした。途中、お子さんが風邪の看病をしていた時に耳鳴が出たが一時的であった。その後、耳鳴が出ていないため、終了とした。
使用したツボ
まとめ
発症後１週間以内に施術開始できたことが大きいと言える。発症した当初は患者さん本人が「治らなかったどうしよう」と不安感が強かったが、１診目の施術後すぐに変化を感じることができ、不安感も徐々におさまった。本人の希望により予防の意味で通院を続けた。
