寝違えによる首の痛み
症状
来院される前日の起床時、首の重たさを覚えた。それを機に時間が経つと痛みに変わり首を動かしづらくなった。同僚からも『いつもと動きが違うね』と言われる程であり、首を上下左右に動かすことが困難であった。一日様子をみて変化がなかったため、当院へ連絡をいただいた。
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来院者
女性
40 代
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期間
2021年2月 ~ 2021年2月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
動きの確認すると伸展動作に最も制限が出ていた、伸展時には頸胸椎移行部付近に痛みを訴えていたため、連動関係にある腰部のツボに鍼をすると半分程改善された。加えて足指のツボを加えた。次に回旋動作の制限がみられたため、背中にあるツボで対応した。この時点で動きの確認を行うと回旋動作制限はほとんどなくなり、『これならうがいができそう』とのこと。屈曲動作時に痛みを訴えていたため、後頭部にあるツボで対応した。
使用したツボ
まとめ
全身観察を行うと反り腰と判断し、動きのチェックを行うと頸胸椎移行部付近にあった。このため解剖学構造に注目し、施術を行ったのが本症例のポイントであります。寝違えのような症状は患者さん自身に思い当たる節がなく急に起こるので、静止時姿勢も考えて木をみず森を見るを実践していきたいと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広