半年前から続くキーンと言う耳鳴り
症状
半年前からのキーンという高音の耳鳴り・閉塞感に悩まされている。日々に波があり、症状が強い時にはクラッと目の前が真っ白になるようなめまいもある。コロナの影響もあり、病院を受診を控えていたが年明けに耳鼻科へ行ってみることにした。そこでは、『特に耳自体は問題なく、年齢やストレスが起因しているのでは』と言われ薬剤による経過観察を伝えられた。
処方された2週間、あまり変わらなかった。当院へ来られる前日には強く症状が出ていたこともあり相談を受けた。
尚、肩凝りの自覚があり、聴力は正常であった。
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来院者
男性
50 代
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期間
2021年1月 ～ 2021年2月
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頻度
週2～3回
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通院回数
4回
施術と経過
1回目、耳と関連する頸部の緊張を解すことを目的に施術を行った。手の甲・ふくらはぎのツボを使うと詰まり感の消失を確認できた。また、仕上げに足のツボを使うと『視界が変わった』と言われていた。
2回目、耳鳴りは変化なし。詰まり感・肩こりの軽減、めまいの消失を確認した。
1回目の施術に加え、側屈時の左側の突っ張り感と伸展時の上部胸椎の痛みに対してアプローチを行った。
3回目、仕事終わりなど疲労時に耳鳴りを感じる程度であることを確認した。
2回目と同様の施術方針で行った。
4回目、『生活上問題なく過ごすことが出来ている』とのこと。肩こりはなく、頸部の可動域も取り戻していた。
肩上部にこりがあり、圧すると耳まで響くようなポイントがみられたため臀部のツボを使い仕上げた、
使用したツボ
まとめ
第３頸椎、第４頸椎に強い緊張があり施術ではこの部の緊張を解すことを考えました。同時に頸部の動きを整えること・肩こりに対応することで症状を改善できました。本件のように耳鳴りは、年齢やストレスは確かに起因するかもしれませんが鍼灸師として出来ることを活かしていきたいと思います。
担当スタッフ
洲崎 和広
