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症例の鍼灸院:空鍼灸院

なかなか治らないギックリ背中

   

なかなか治らないギックリ背中

症状

鍼灸の症例「なかなか治らないギックリ背中」(郡山市)

もともと背中の凝りに悩んでいたが一週間以上前から激痛に変わりなかなか治らず続いている。
現場の作業中ピキッという痛みが発生しその症状が続く。はじめは痛みが強く背中を伸ばすことができなかった。一週間ほど経過し体を動かせないほどの痛みは減ってきたが物を持ったり、振り返るなどふとした時にピキッとした痛みが発生することがあり生活に支障をきたしている。近所の整骨院で電気治療を行なったが電気の刺激により痛みが強くなった気がして断念。空鍼灸院のHPを見たいただきご来院いただいた。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2021年1月 ~ 2021年2月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    3回

施術と経過

体の状態を見ると最近まで伸ばすとピキッという痛みが出ていたためか少し前屈みで動きはゆっくり慎重に行なっている。後ろに背中を伸ばそうとするとピキッとくる時がある。右に体を捻ると痛みが発生。肩甲骨を寄せる動作も痛む。
まずは背中の緊張緩和のためスネのツボに箇所に鍼を行い、動きをチェックしたピキッとした痛みは減少したが鈍痛が残る。
そこで胸椎の動きを改善させる目的でスネ前面のツボにも鍼を行なった。何度か動かしてもピキッとくる痛みは消失。肩甲骨の寄せる動作を改善させるため脇の下、手首のツボにも鍼を行う。
2回目 前回のようにやや前屈みの姿勢ではなくなっていた。ピキッとした痛みも無くなったが重い持つ際に痛みが発生するとのこと。そこで前回と同様の施術後、実際に重いもの(灯油のポリタンク)を持っていただき痛みを確認。またスネのツボに鍼を行い再び重い物を持っていただくと痛みは軽減した。
3回目 症状は気にならなくなってきたとのこと。腰も気になるとのことで腰の痛みに対応したツボにも施術を行いぎっくり背中の治療は一旦終了となった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

ぎっくり腰と同様の症状が背中に現れるとぎっくり背中と呼ばれる。ぎっくり腰と症状も似ており治るまでは一週間程度かかることもあるがぎっくり腰より回復が早い印象がある。しかし今回の例では2〜3日すれば消えてしまうようなピキッとした痛みが消えず残っていたため体を動かすのが恐る恐るになっている印象だった。痛みの回復にはある程度体を動かす必要があるがピキッとした痛みのためあまり動かすことができず痛みの悪循環が続いたと考えられる。鍼灸治療により痛みを取り去ることで痛みの悪循環を断ち切ることができたため痛みの解消ができた症例である。

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