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症例の鍼灸院:鍼灸院めぐる

夜間の吐き気・食物を飲み込むとすぐに嘔吐してしまう

   

夜間の吐き気・食物を飲み込むとすぐに嘔吐してしまう

症状

鍼灸の症例「夜間の吐き気・食物を飲み込むとすぐに嘔吐してしまう」(松山)

1年前から夜間に口から泡が出たり、嘔吐するようになった。喉はいつもつまり感があり、夕食が摂れないようになった。次第に朝食、昼食も飲み込めずに嘔吐するようになる。

ゲップと一緒に嘔吐したりと生活上の支障も出ていた。特に夕方は胃酸過多となり、全く食事が摂れない状態が1年続いている。

内科、胃腸科を転々とするが症状は変わらず、当院へ来院する当日は、かかりつけの内科で「これ以上診ても良くならない。(薬がない)」と宣告された。他の対処法はないかとネットで検索し当院を受診した。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2017年6月 ~ 2018年8月

  • 頻度

    月3回程度

  • 通院回数

    21回以上

施術と経過

お腹の硬さや柔らかさなど弾力は特に問題なし。背中には硬さの強い部分があった。消化器の異常がみられるエリアであったため施術のポイントにした。背中の硬さを緩めるために膝の周りのツボに鍼を行った。4日に1回のペースで施術を続けた。

2診~5診:飲み込みやすさを感じる日もあれば、変わらず食事を嘔吐してしまう日もある。5診目には、飲み込みやすい日が少しずつ増えている感じがする。

6診~10診:夜間の吐き気を防ぐために安定剤を服用していたが、服用を忘れた日でも吐き気がない。朝食に要する時間が1時間ほどかかっていたが、10分から15分短くなってきた。

11診:症状が緩解していると判断し1週間に1回の施術ペースに減らす。食べ物も飲み込みやすく調子良い。夕食を1年ぶりに少し摂ることができたと喜ばれていた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

処方する薬もないと宣告された症状であったが、背部のコリと消化器との関係を把握し施術を行うことで回復へ向かうことができた。

現在も通院中ではあるが、1年間、医院を巡り服薬を続けても変化のなかった症状が、1ヶ月半の鍼灸施術で回復へと向かっていることから鍼灸の有効性を示せる症例だと考える。

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