外に出るのが怖いフワフワしためまい
症状
年齢を重ねると共に視力の左右差(白内障手術後→右:0.7、左1:.2)が大きくなり、2年前から黄斑浮腫に対して副腎皮質ステロイド注射療法を計5回をおこなっている。
1週間前からフワフワしためまい・右目が見えにくく「道路を歩いていても焦点が合わず外に出るのが怖い。」
2週間後、定期的な視力・眼圧検査に「電車を乗り継いで出向けるかが不安」で来院。
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来院者
女性
70 代
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期間
2017年6月 ~ 2017年7月
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頻度
週1回程度
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通院回数
4回
施術と経過
目・めまいと関連する後頭部・耳周辺の緊張を確認すると顕著な硬結がみられた。
右ふくらはぎと左足首のツボに鍼をした。
対象の筋肉の緊張緩和・動きの改善がみられたことを確認後、うなじの緊張に対して右足首に鍼をおこない仕上げた。
2診目、めまいが消失。
目の焦点が合うようになり「新聞が読め、近所のスーパーに行っても怖さがなかった。」
3診目、目のかすみもなくなり、残ったうなじ右側の緊張を中心に施術。
4診目、病院にも行けて検査結果も良好。
めまい・目の焦点が再度ぶれないように前回同様の施術をして終える。
使用したツボ
まとめ
視力の大きな左右差による肩首の偏った緊張がめまい症状を引き起こし、目の焦点が合わないことで足元もフラつき、足に力を入れ続けていたことが悪化の原因となった。
足の緊張は首の緊張を強める。
首の症状に対して足に着目できたことが、すみやかな改善に繋がったと考える。
担当スタッフ
紅露 啓太郎