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症例の鍼灸院:梶谷接骨院・鍼灸院

肘が痛くてビールジョッキが持てない

   

肘が痛くてビールジョッキが持てない

症状

鍼灸の症例「肘が痛くてビールジョッキが持てない」(岡場駅/神戸市・三田市)

特に自分では思いあたる原因がなく左肘の外側が一か月ほど前から痛くなった。初めは筋肉痛程度の痛みだったが、だんだんタオルを絞ったり、棚から書類を引き出す時にも痛くなってきた。自分で振動するマッサージ器を当てたところ余計に痛くなりビールジョッキも持てないようになった。左右の肘を見比べると左の肘の外側の骨がポコっと出ているように感じた。マッサージ器で骨に異常をきたしたと思い整形外科を受診した。レントゲン検査の結果、「テニス肘」と診断され注射をされ、サポーターを処方された。注射を一週間に一回を四回した。注射をしたときはニ~三日はましになるがだんだん痛くなってくるので、注射は痛みを止めているだけで何も改善していないのではないかと不安になりインターネットで調べ当院を受診する。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2017年8月 ~ 2017年9月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    6回

施術と経過

問診をしていくと、肘が痛くなる前に職場の部署移動があってPC作業が増え、今までにない肩こりを感じていることが分かった。触診で胸椎の動きが悪いことが分かった。動きの検査をしてみると骨盤と肩甲骨の連動のバランスが崩れていることが分かった。まず、胸椎の動きをよくするために手首に鍼をしたところ物を持つことができるようになった。次に骨盤と肩甲骨の連動のバランスを整えるため骨盤に鍼をした。するとタオルを絞る痛みも軽減された。三回目まで同じ治療をした。四回目、日常生活ではほとんど痛みはなくなったが何かの拍子にビリッとするということで、もう一度、背部を観てみると微妙に硬さが残っているところがあったので直接その硬いところに鍼をした。6回目、何をしても痛みはないということで終了とした。

使用したツボ

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まとめ

特に運動をしていないのに「テニス肘」と診断されて治りが悪いことも少なくない。PC作業など座りっぱなしで骨盤の動きが悪くなり肘に影響を及ぼすこともある。肘が痛くても原因は別の箇所にあることが多い。身体全体を観て施術をすることが早期に回復する手掛かりになる。

担当スタッフ

梶谷和史

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