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下剤7錠を使わないと排便がない便秘

   

下剤7錠を使わないと排便がない便秘

症状

鍼灸の症例「下剤7錠を使わないと排便がない便秘」(札幌市東区北46条東15丁目4-22)

介護士として勤務。若い頃から自然なお通じは週に1度がしかなく、下剤を服用し続けている。下剤を使っても排便ないこともあり、多い時には7錠の薬を飲んでいた。最近では、便意がどんなものだったかも覚えていないとのことだった。

悩んでいたところ、便秘が改善したと知人から聞き、当院を受診する。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2018年7月 ~ 2018年8月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    6回

施術と経過

触診すると腹部全体が張っており、腰周囲の筋肉の緊張が強くみられている。慢性的な腰痛を抱えているとのこと。
そこで、足と手のツボに鍼治療を行った。腰部と腹部の緊張が緩んだのを確認し、週1回の通院を提案1回目(7/20)の施術を終えた。
2回目(7/27)は、 22日、24日に自然排便があったとのこと。残便感があるとのことだった。同施術を行う。3回目(7/31)は、30日、31日自然排便があったとのこと。残便感は残存。同施術を行う。4回目(8/6)は、前回の施術から毎日お通じがあり、便意を感じるようになったとのこと。便が硬く、最後が出きらないため残便感が残存。5回(8/13)は、9日、11日以外はお通じがあったが、7日はお腹の張りが強く下剤を使ったとのこと。それ以降は、便もまとめて出るようになった。6回目(8/18)は、残便感やお腹の張りがなくなり、便の形状も改善されたため治療を終了した。

データ

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

お腹と腰の筋肉の緊張が著明であった。その為に腹圧が高まり腸の蠕動運動が減少して便秘になったと考えられる。緊張が緩んでいくことで活発に腸が動き出し、お腹の張り感や残便感が改善され薬を飲まなくても定期的な排便を行えるようになった症例。

担当スタッフ

永田亮太

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