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17年前から年に何度も寝たきりになってしまう原因不明の腰痛

   

17年前から年に何度も寝たきりになってしまう原因不明の腰痛

症状

鍼灸の症例「17年前から年に何度も寝たきりになってしまう原因不明の腰痛」(JR平和駅/中央バス北郷2条13丁目バス停)

17年程前から、腰痛に悩まされている。

常時痛みはあるが、一年に何度か動けないほどの強い腰痛に襲われ、一ヶ月間寝たきりの状態を何度も経験している。
ここ三年くらいは特に痛みが強く、歩くのもやっとの状態で生活していた。

座る時間が長いと、その後、痛みが強くなる傾向がある。
歩行時も痛みが増し、股関節周りや、両下肢に痺れと痛みが出てくる。

いくつも整形外科を受診しているが、原因が分からない。
整骨院やマッサージ、カイロに通ったこともあるが、痛みが楽になることは無かった。

お知り合いの方から当院を紹介していただき、ご連絡いただいた。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2017年11月 ~ 2017年11月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    4回

施術と経過

初診時
状態を確認すると、腰全体の痛みと、腰から臀部に広がる痛みが確認できた。
まず、座っていると症状で悪化することから、坐骨部分に圧がかかり過ぎていると考え、坐骨部分と関係する足首のツボに鍼をした。

肩こりもあるとのことだったため、肩こりと腰痛に関連する肘のツボに鍼をした。
さらに歩行時、足が前に出なくなることがあるとのことで、それを改善する為、足の甲に鍼をした。

一度動いていただき、腰が軽くなっていることが確認できた。
股関節の調整をし、腰痛が半減していたので、初回の治療を終了した。

2回目
腰の軽い感覚は続いている。
痛みは前回治療してから少なかったが、少しずつ戻ってきていた。

腰の中央当たりの痛みはないが、腰の上部の緊張感と腰の下部の痛み、両股関節周りの痛みが残っている。
初回のツボに加え、股関節の可動域をよくするスネのツボと、前屈で腰部のハリがあることから、モモ裏のツボに鍼をした。
治療を終えた時点では、腰下部の症状以外は気にならない状態だった。


3回目
腰の下部と、臀部にのみ重苦しさが残っている。
痛みが戻った感覚はない。
股関節の軸を整る目的で、鍼をした。


4回目
腰部の痛みはない。
重たい感覚のみ。

両臀部と右ひざ内側に痛みが出ている。
膝の痛みと、腰の重たい感覚との関係から、背部に鍼をした。

歩いていただくと、膝の痛みはなくなっていた。
足首に鍼をして、症状を確認し、気になるところがなくなっていた為、治療を終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

慢性的な腰痛は腰以外に原因があることが多い。
鍼灸では、腰痛の原因を腰以外から考える為、原因不明の慢性腰痛は得意分野と言える。

症例の方は、長年の痛みにより、腰をかばう癖がついていた。
このかばう動きは、脳が「動いても痛くない」と認識できるようになることで改善する。

そして、自然な動作を行えるようになることで、再発を防ぎ、腰痛はさらに遠のくことになる。

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