右小指の突き指により小指が曲がらず、痛む
症状
この患者さんはアメリカンフットボールをやられており、投げられてきたボールをキャッチするポジションを担当。
学生時代から何度も突き指をした経験がある。
その度にパフォーマンスには影響が出ていた。
以前から身体の面で気になる際は当院に訪れており、この度なかなか突き指後から小指を曲げた際の関節可動域の制限と痛みが抜けないという訴えがあった。
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来院者
男性
30 代
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期間
2018年7月 ~ 2018年7月
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頻度
1回通院
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通院回数
1回
施術と経過
小指の動きが整えば自然に痛みは取れてくることを目的に施術を行った。
右の小指を曲げても曲がりきらず隙間が空き、さらに曲げようとすると痛みが出る。
背中のツボに鍼を一本し、指を握ってもらうと最後までしっかりと握れる。
患者さんから「スゲ~、まじでか~」という声が出る。
さらに基盤を築くために肩甲骨のツボに鍼をして腕の軽さも感じて頂けたところで終了。
連絡が取れる方なのでその後の経過をお聞きすると「指も曲がりますし、プレー中も特に何も気にならなくなりました。」とのことで小指の突き指からは卒業された。
使用したツボ
まとめ
突き指というと放っておいたり、中には指を引っ張ると収まるといった対応をされる方もいるような、ある種“怪我と認められない”ような部分があるものである。
しかし、突き指によってスポーツをされている人であればプレーに支障が出たり、放っておいたことでそれ以上関節が動かないまま今後生活をされていくという方も少なくない。
されど突き指。
適切な部位に鍼を行なえば改善が期待できる。