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症例の鍼灸院:はり・きゅうルーム恵眞道

0〜10°の動きで現れる痛み

   

0〜10°の動きで現れる痛み

症状

鍼灸の症例「0〜10°の動きで現れる痛み」(名古屋市営地下鉄東山線一社駅 / 名古屋市名東区)

椅子から立ち上がる際に腰に痛みを感じるようになった。

5年前にヘルニアのレーザー治療を受けていたこともあって心配になった。

今回も整形外科を受診したが原因はわからなかった。

インターネットで調べたところ当院の症例を発見、原因を求め来院した。

  • 来院者

    男性

    40 代

  • 期間

    2018年9月

  • 通院回数

    1回

施術と経過

症状の性質を確認するため、立った姿勢から腰を反らしてもらうと腰に痛みが出現した。

触診を行うと、こうした腰痛に特有の筋緊張が背中にみつかった。

背中の筋緊張を緩めるため手にあるツボへ鍼を行うと、身体を反らす動作が楽になった。

ベットから立ち上がる際、腰に違和感を感じたため調べると、膝の内側に腰を伸ばす動作に支障をきたす筋緊張があった。

この筋緊張を緩めるため肩にあるツボへ鍼を行うと、ベットからスッと立ち上がれるようになった。

症状が出現しなくなったことから今回の施術は終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

実は、椅子から立ち上がる動作には微妙に腰を反らす瞬間がある。

そのことに着目して立った姿勢(立位)からゆっくり腰を反らしていただくと、立位0度から約10度くらい腰を反らす間に痛みが出現していた。

これはよく耳にする「仙腸関節痛」に酷似している症状。

しかし、実際には痛みを感じていた箇所には原因はなく、背中の筋緊張によって微妙に腰とお尻を繋いでいる軸がずらされることで発症していた症状だった。

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