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症例の鍼灸院:はりきゅう整体院ハリフル

歯磨き中、かがんだ際に痛めた

   

歯磨き中、かがんだ際に痛めた

症状

鍼灸の症例「歯磨き中、かがんだ際に痛めた」(人形町駅/東京都中央区日本橋)

来院2日前の朝、洗面所で歯磨き中、腰をかがめた際に「うっ」と声が出るほどの腰痛が起こった。
痛みは少しずつ軽減しているが、立ったり座ったりする動きに鈍痛が現れる。
過去にぎっくり腰を何度も起こしており、鍼で治った経験もあることから、以前勤めていた会社の近くに当院があるのをネットで探し予約した。

  • 来院者

    男性

    60 代

  • 期間

    2016年12月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

腰の動きでは、前屈時に痛みが出現する。
前屈の動作開始時と、深い角度に至るところで痛みが増強する。
下半身がロックされた状態で前屈する動きは、上半身の緊張が関わる。胸椎のツボに反応があったので、手の鍼で緊張を緩めた。
抜鍼後、初動時痛は消失。
深い角度での痛みは腰椎や腰方形筋に関係があるので、足のツボに鍼をした。
もう一度動作をみると、前屈の痛みが大幅に軽減した。
さらに、歩行時に痛みが残るので、梨状筋を調べると圧痛が確認できた。肩のツボに鍼をして、歩行時の痛みが消失したので施術を終了した。
後日メールにて「あれからは、特に問題なく動いている」とご報告いただいた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

前屈でも、下肢をロックした状態の動きは、上半身のバランスが崩れてしまい仙腸関節に負荷がかかる。
深い角度に関しては、下肢から腰部への連動が上手くいかないことから腰椎に負担がかかり痛みを発する。
腰部自体の痛みを解消するよりも、上肢や下肢のバランスを調整すれば、腰椎の負担を減らすことができる。
局所の鎮痛作用よりも全身からのバランス調整が必要である。

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