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症例の鍼灸院:しらお鍼灸院

20年もの間続く顎の不調

   

20年もの間続く顎の不調

症状

鍼灸の症例「20年もの間続く顎の不調」(岡山市南区)

10代の頃から顎の激痛があり、一番ひどいときには歯ブラシも入らない程口が開かなかった。現在では激痛は以前と比べるとないものの痛みはあり、口が開かない、朝顎が重だるい、硬いものが食べれない、口を開けるとミシミシっと音がするなど日常生活でも困っていた。以前当院に逆子で来られていた。当院が顎関節症に力を入れているのを知り来院した。

  • 来院者

    女性

    30 代

  • 期間

    2018年5月 ~ 2018年8月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    8回

施術と経過

1診目 首、肩、背中を丁寧に触診し、特徴的なコリを見つけ、そこに対応する手のツボに鍼をした。次いで背中のツボに鍼をし、顎の調子を尋ねると顎が開きやすくなったとの事なので施術を終了した。
2診目 (1週間後) 前回の施術後3日ぐらいは調子がよく顎が開けやすかった。歯医者さんに行ったがいつも口を開けている時間が苦痛だったが今回は楽に口を開けていることが出来た。その後また顎の不調が戻ったが施術前よりはかなり楽になっている。前回と同様に施術し、お尻のツボを加えた。顎の痛み、重だるさが軽減したので施術を終了した。
3~5診目 週に1回ペースで同様の施術を行った。口を開けるのも楽になり、朝の重だるさはだいぶ楽になってきた。
6~8診 2週間に1回ペースになり、日常生活ではほぼ顎の不調も感じなくなり、硬い物も食べれるようになったので卒業となった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

今回は約20年もの間、長く患った顎関節症であった。痛みこそ激痛ではないものの日常生活では色々な事に支障が出ていた。顎関節症の場合、顎にだけ注目してしまうが本当の原因は他にあるかもしれない。今回の場合は背中、お尻周りの緊張が顎の動きを制限していた症例だった。背中だけでも顎の動きは改善していたが、また戻ってしまっていた。その下にあるお尻のツボを加えることにより症状も安定していった。このように一見関係のないように思える部位でも体は連動している。その連動をうまく整えてあげることができれば長年の不調も十分改善できるようになる。

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