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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

臀部~つま先まで痛みとしびれがあり、歩くことができない

   

臀部~つま先まで痛みとしびれがあり、歩くことができない

症状

鍼灸の症例「臀部~つま先まで痛みとしびれがあり、歩くことができない」(JR品川駅/東京都品川区)

来院1年前に転倒し、右大腿骨(頚部)を骨折し手術をした。
1ヶ月半の入院の後、1ヶ月半のリハビリを経て歩けるまでに回復した。
しかし来院2ヶ月前に、右のお尻(臀部)からつま先まで痛みとしびれが出現し、歩くことができなくなった。
歩き始めると2〜3分でしびれと痛みが出現するが、座っていると多少は楽になる。また、腰の痛みは感じていない。
1週間外出をしないで様子を見たが、痛みとしびれが一向に改善しない。
整形外科にて「腰部脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」と診断された。
痛み止めの注射を4回程度、飲み薬を処方されるも、症状に変化がなかった。
「このままでは歩けなくなってしまう」と危機感に襲われ、当院に通院していた娘の勧めで来院。

  • 来院者

    女性

    80 代

  • 期間

    2016年11月 ~ 2017年1月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    10回

施術と経過

腰部と臀部にはっきりとした硬結があり、それが原因で脚のしびれと痛みが起きていると考えた。
その硬結を緩めるように施術を組み立てた。
5回目には、常時感じていた痛みが消失。ただし、動きによっては痛みを感じることがあった。
10回目には、ほぼ痛みがなく生活ができるようになった。

使用したツボ

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まとめ

病院で「脊柱管狭窄症」「坐骨神経痛」と診断された症例である。
一般的に、脚の痛みやしびれは腰椎に原因があると思われがちだが、そうとは限らない。
今回のケースは、1年前の大腿骨骨折が臀部(梨状筋)の緊張を生み、その影響で痛みと痺れが出現していたと考えられる。

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