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症例の鍼灸院:はりきゅうルーム カポス

月経後から鈍い頭痛が続く

   

月経後から鈍い頭痛が続く

症状

鍼灸の症例「月経後から鈍い頭痛が続く」(JR品川駅/東京都品川区)

20歳頃から頭痛に悩み、頭痛歴は25年ほど。「片頭痛と緊張型頭痛」の混合型と診断されている。
毎月、月経後(生理後)の3日目あたりから鈍い頭痛が1週間続く。
痛みの位置は定まらず、日によって異なる。鈍痛の場合は重い痛み、激痛の場合はズキズキと痛む。生理痛はない。
20代は薬が効いていたが、30代前半になると効果を感じなくなった。
7年ほど前から頭痛外来に通院。薬を服用しているものの、痛みは徐々に増して来ている。
服用中の薬は、頓服として「イミグラン」予防薬として「デパケン」と「ツムラ呉茱萸湯(ごしゅゆとう)」を飲んでいる。
薬が全く効かない激しい頭痛が年に1、2回ある。
本人は仕事が原因で頭痛が起きていることを疑い、一昨年の1年間ほぼ仕事をしなかったが、頭痛が治ることはなかった。
4ヶ月前に病院で2度目のMRIを検査したが、異常は見つからなかった。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2014年7月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    2回

施術と経過

問診にて月経周期と頭痛の発痛時期の関係性が見えたため、子宮の反応点(ツボ)を調べた。
肩、季肋部、下腹部、すべての反応が左にあり、頭痛のある左側と一致した。
子宮環境と頭痛の関係が深いと判断し、足のツボに鍼をして下腹部を緩めた。
さらに首と肩を緩めたところ、すぐに頭痛が軽減した。
1週間後の2回目の来院時には、頭痛が消失していた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

この症例では、月経周期と頭痛の周期が一致していた。
子宮環境が頭痛を引き起こし、悪化させていると考えられる。
こういったケースでは、下腹部など子宮の反応が現れるポイントの緊張を和らげると、改善に向かうことが多い。

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