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症例の鍼灸院:はりきゅうroom タスケ

運動後に痛みが強くなる足底筋膜炎

   

運動後に痛みが強くなる足底筋膜炎

症状

鍼灸の症例「運動後に痛みが強くなる足底筋膜炎」(JR千里丘駅/大阪府吹田市)

4〜5か月前から左足の土踏まずが突っ張り、痛みがある。
社会人バドミントンクラブに所属しており、週2回ペースで練習・トレーニングをしている。日常生活では足底に張りを感じる程度だが、練習・トレーニング後には左足底が「ジーン」と痛み出す。インターネットに載っている「足底筋膜炎」に有効とされる療法では改善されなかった。
ここ1か月の間に右足底も痛くなり、当院へ相談に来られた。

  • 来院者

    男性

    30 代

  • 期間

    2018年11月 ~ 2018年12月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    4回

施術と経過

触診すると左右の土踏まずに硬さを確認した。右足底は左の影響を受けていると判断して、初回は左足のみに施術を行なう。
足底を緩める目的で、ふくらはぎのツボに鍼をする。直後、土踏まずを押しても痛かったところが分からない程に変化した。
2回目、痛みは踵に近いエリアのみに限局。痛む範囲が狭まった。足底痛が残るエリアに対応する肩甲骨内縁のツボを探ると、顕著な反応が見つかる。そこに鍼をすると、足底が軽くなった感じがすると感想を得た。
3回目、左足底の痛みは1割程度に減少。右足底の痛みは消失。
4回目、バドミントンの練習・トレーニング後に、全く痛みを感じなくなる。足底の張り感も消失した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

土踏まずの筋肉が硬い場合、ふくらはぎも同じように筋肉の緊張があることが多い。ふくらはぎを緩めることで土踏まずの硬さが取れ、右足底の痛みも消失した。このことから、右足底は左足底の影響を強く受けていたと考えられる。
踵に近いエリアに残った足底痛は、重心の乱れから生じるものと判断した。体幹の重心を担っている、肩甲骨内縁に顕著な反応があり、ここからアプローチを行なった。身体の重心が整ったことで、足底への負担が軽減され改善へと向かった。

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