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症例の鍼灸院:しらお鍼灸院

物を持つと激痛が走る両手首の腱鞘炎

   

物を持つと激痛が走る両手首の腱鞘炎

症状

鍼灸の症例「物を持つと激痛が走る両手首の腱鞘炎」(岡山市南区)

今年の3月ぐらいから痛み出し、特に左手が痛み、茶碗を持つ、ハンドルを切る、スマホを持つ、手を着く、物を持つ、手を振るなどで痛みが出ている。ズキっと痛みが出て日常生活で大変困っている。痛みが酷いときにはズキズキ疼く時があり、常に手首が気になる。仕事の関係で忙しい時期は痛みが強くなる。整形外科にも通っていたが経過芳しくなく当院に通院中の母親の紹介で来院した。

  • 来院者

    男性

    30 代

  • 期間

    2018年11月

  • 頻度

    月3回程度

  • 通院回数

    7回

施術と経過

初回 ドゲルバンテストは陽性で親指の付け根から腕の真ん中辺りまで痛みです。両手首痛みが出るが左側が強い。
まず、肩甲骨のツボを使い、動きを確認すると少しだけ痛みが軽いような感じがする。続いて胸椎のツボを使い、若干いいような気がする程度であった。首の前側の筋肉を確認すると圧痛があり張っている。ここ対応する手のツボを使い、圧痛がなくなった事を確認した。
痛みの程度はそこまで変化はないが今回はこれで施術を終了した。

2回目 1週間後 痛みに変化は感じられなかった。でもズキズキはなかった気がするとの事。
前回の施術と同様に肩甲骨のより安定をさせるために腰のツボを使った。まだ痛みはあるが、施術を終了した。

3回目 2週間後 仕事の関係で期間が開いてしまった。本人いわくよくニュースで景気が徐々に回復しますというぐらい徐々にであるが痛みは少なくなってきている。前回と同じ様に施術し、胸椎のツボを足した。

4回目 2週間後 まだ痛みはあるがズキっと痛い感じは少なくなくなってきた。同様の施術した。

5回目 1週間後 痛み方が変わってきた。今では時々痛みが出るぐらいになってきた。

6~7回目 症状を安定させるために施術を行った。もうさほど日常生活にも気にならなくなってきたので卒業となった。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

今回の症例は肩甲骨の動きが悪く手首に負担がかかって痛みが出ていたのではないかと考えた。なかなか痛みが変わらず患者本人もこれ、治るかなっと不安そうでしたが、続けて来て頂けたので良かった。
肩甲骨の動きを安定させる目的に施術を行った。肩甲骨の関係が深い胸椎、鎖骨、骨盤の動きを整えることで肩甲骨を安定させた。すると痛みも改善していった。
腱鞘炎では安静にするのがセオリーだがそれだけではなかなか改善はしない。肩甲骨が手の始まりだと考えると肩甲骨こそが改善のキモではないかと考えている。

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