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掃除の疲れから発症した腰痛

   

掃除の疲れから発症した腰痛

症状

鍼灸の症例「掃除の疲れから発症した腰痛」(北海道札幌市)

来院4日前、朝起きたら腰が痛かった。前日に掃除をして疲れていた。今まで、腰痛になっても2〜3日で治っていたが、今回は治る兆しが無い。1回ソファーに座ると、立つのがつらくて「イテテテテ」となる。帯状疱疹かと思い皮膚科を受診した。処方された薬では効果がなかった。整形外科のMRI検査で「L4、L5が出っ張っている」と言われた。

  • 来院者

    女性

    50 代

  • 期間

    2018年8月 ~ 2018年8月

  • 頻度

    週2~3回

  • 通院回数

    5回

施術と経過

掃除の疲れが腰痛に繋がったと予想し、中腰で負荷がかかりやすいスネのツボに鍼をしたところ、腰の痛みが無くなった。
2診目、立ち上がるときの痛みは無いが、椅子に長く座っていると痛みが出てくる。クシャミをしたり、運転中にブレーキを踏むと「グッとくる」とのこと。座っている姿勢に注目し、スネのツボに鍼をしたところ、痛みが0になる。その後、「長時間座っていると、痛みは無いが重さを感じる」とのことなので、同様の施術を続けた。5診目で症状が出なくなったので、施術を終了とした。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

急性的な要因と、慢性的な要因がミックスされた腰痛の症例だった。当初は、掃除による疲労という突発的な負荷により腰痛が生じた。腰痛が、車の運転を長時間しているという日常的な負荷の影響を強め、副次的なもう一つの腰痛を生じさせていた。急性的な要因は短時間で解決しやすい。一つの原因を解消することで、隠されていた原因が見えてくる。同じ箇所が痛んでいても、原因が違うので、同じ施術を繰り返しても効果が持続しない。痛みでは無く、生活スタイルを含めた患者さんの全体像を丁寧に診ていくことで、早期解決の糸口が見えてくる。

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