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症例の鍼灸院:はり・きゅうルーム恵眞道

寝返りや起床時に出現する腰の痛み

   

寝返りや起床時に出現する腰の痛み

症状

鍼灸の症例「寝返りや起床時に出現する腰の痛み」(名古屋市営地下鉄東山線一社駅 / 名古屋市名東区)

1ヶ月位前から、右側の腰~お尻にかけて重だるい痛みを感じ始める。

寝返りも含め起床時の動き始めなど、身体を右へ捻る動作で最も痛みを感じる。

もともと便通がよくなく、前日にお通じがしっかりあると腰に痛みは感じない。

身体が硬く、身体を後ろへ反らす動作でも腰に痛みが出現する。

  • 来院者

    女性

    40 代

  • 期間

    2019年1月 ~ 2019年1月

  • 頻度

    1回通院

  • 通院回数

    1回

施術と経過

身体を右へ捻る動作で最も痛みが出現することからその症状の性質を調べると、左臀部の広範囲にわたって筋緊張がみつかった。

その広範囲にわたる筋緊張を緩めるため、関連する手の甲と背中にあるツボへ鍼を行うと身体を右へ捻りやすくなり、この動作で出現していた痛みを感じなくなった。

まだ、身体を後ろへ反らす動作で症状が出現するため調べると、腰と背中にみつかり膝裏と膝下に鍼をおこなったところ、楽に身体を後ろへ反らす動作ができるようになり、腰の痛みは消失した。

身体を右へ捻る、後ろへ反らす両動作が楽になり、痛みの出現がなくなったため、今回の施術は終了した。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

2年前に「虫垂炎」を患い3回目にしてやっと手術を受けていた。

便通による一時的な痛みの消失は、その手術痕が影響していたと考えられる。

また、主訴である腰臀部痛については、職業である介護の影響が強かった。

入所者の介助をおこなう際に、中腰の姿勢が長く右利きのため左半身に重心を預ける機会が多かった。

そのため、左半身に筋緊張が生まれ左右の緊張バランスが崩れていた。

崩れたバランスが回旋動作、後屈動作に影響していることに気付き、効率よく運動単位を改善したことで改善できた症例だった。

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