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大腸憩室炎でS字結腸を切除してから自然なお通じがなく、残便感とお腹の張り感があらわれる

   

大腸憩室炎でS字結腸を切除してから自然なお通じがなく、残便感とお腹の張り感があらわれる

症状

鍼灸の症例「大腸憩室炎でS字結腸を切除してから自然なお通じがなく、残便感とお腹の張り感があらわれる」(札幌市東区北46条東15丁目4-22)

12年前に大腸憩室炎で、S字結腸を切除してから自然なお通じがなく下剤を使用している。便がたまると2日置きに下剤を使い、腹痛をともないながら何度もトイレに行き水状の便を出している。残便感も強く、デスクワークが長い職場のため、便がたまるとお腹の張り感で仕事に支障がでてしまう。便意も感じなくなってしまい、薬にかわる治療法がないかとはり治療を選んだ。

  • 来院者

    50 代

  • 期間

    2018年12月 ~ 2019年1月

  • 頻度

    週1回程度

  • 通院回数

    5回

施術と経過

切除したS字結腸のあった左腹部が硬く緊張しており、圧すと不快感を訴える。その箇所の腹部を緩めるため、胃腸と関連する手とスネにあるツボにはりを行った。
すると、緊張していた左腹部が緩み不快感が消えたとのことだった。

翌日より便意を感じ下剤を使うことなく自然排便があったとのこと。1診目より下剤を使わなくなり、1日以上排便がないことがなくなった。

2~3診目も同様の施術を行う。
4~6診目に張り感は消えたが、残便感が残存していた為、臀部のツボを追加して施術を行った。残便感も消失したことを確認し施術を終えた。

使用したツボ

ツボのアイコンからツボの詳細が見られます

ツボ名称下に表示されるスコアメーターについて

まとめ

S字結腸を切除した周囲が硬く緊張していた為に、その部分で腸の動きが悪くなり便秘を引き起こしてしまっていた症例。

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